DraftMusicaは、楽譜作成ソフトウェアの一種です。
Pencilを使って素早い音符入力を実現しました。
ー開発の経緯ー
私は趣味でJAZZサックスの演奏をしていますが、インプロヴィゼーションが上達せずに悩んでいました。アマチュアにとって「即興」でソロを組み立てるのは難儀です。
音を外したり、ワンパターンなソロから脱却できなかったりと、悩んだ末にたどり着いたのが、事前にソロを作曲して推敲する「書きソロ」でした。
空の五線譜と鉛筆&消しゴムで「書きソロ」を始めて見たのですが、音符を書き慣れていない私には、消しゴム滓に埋もれる日々で、漸く出来上がった手書き譜面をノーテーションAppで浄書する手間も掛かり、インプロヴィゼーションの上達にはほど遠い日々を過ごしていました。そんな中で芽生えたのが、効率的な「書きソロ」を実現したいという渇望です。
最初はノーテーションAppで浄書する手間を省くために直接ノーテーションAppで書きソロを試して見ましたが、音符を入力している間に思いついたフレーズは消えてしまうわ、推敲で少し変えたいと思っても、結局1から再度入力し直すことになったりと、私にはとても使いこなせませんでした。次に試したのが、iPadでPencilを使って手書き入力が行えるノーテーションAppですが、現状では手書き入力精度が厳しく、効率的な「書きソロ」の実現は困難な状況でした。
そんなこんなで、専用Appを作ることを決意したわけですが、基本構想として、
・譜面台に置いて、楽器を吹きながら扱えること(iPadAppとする)
・思いついたフレーズが消えないうちに素早く入力できること
・推敲(編集)が容易に行えること
・コードの響きと構成音が確認できること
・楽譜出力はMusicXMLで出力して、ノーテーションApp側で行うこととする
・単音楽器専用として和音は扱わない
・音符記号などはノーテーションApp側で追記することで、操作の単純化を図る
こんな構想で開発したのがDraftMusicaです。
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