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執筆者の写真Yanase Hirotoshi

DraftMusicaをリリース

更新日:2023年2月21日

DraftMusicaは、楽譜作成ソフトウェアの一種です。

Pencilを使って素早い音符入力を実現しました。


ー開発の経緯ー

私は趣味でJAZZサックスの演奏をしていますが、インプロヴィゼーションが上達せずに悩んでいました。アマチュアにとって「即興」でソロを組み立てるのは難儀です。

音を外したり、ワンパターンなソロから脱却できなかったりと、悩んだ末にたどり着いたのが、事前にソロを作曲して推敲する「書きソロ」でした。


空の五線譜と鉛筆&消しゴムで「書きソロ」を始めて見たのですが、音符を書き慣れていない私には、消しゴム滓に埋もれる日々で、漸く出来上がった手書き譜面をノーテーションAppで浄書する手間も掛かり、インプロヴィゼーションの上達にはほど遠い日々を過ごしていました。そんな中で芽生えたのが、効率的な「書きソロ」を実現したいという渇望です。


最初はノーテーションAppで浄書する手間を省くために直接ノーテーションAppで書きソロを試して見ましたが、音符を入力している間に思いついたフレーズは消えてしまうわ、推敲で少し変えたいと思っても、結局1から再度入力し直すことになったりと、私にはとても使いこなせませんでした。次に試したのが、iPadでPencilを使って手書き入力が行えるノーテーションAppですが、現状では手書き入力精度が厳しく、効率的な「書きソロ」の実現は困難な状況でした。


そんなこんなで、専用Appを作ることを決意したわけですが、基本構想として、

・譜面台に置いて、楽器を吹きながら扱えること(iPadAppとする)

・思いついたフレーズが消えないうちに素早く入力できること

・推敲(編集)が容易に行えること

・コードの響きと構成音が確認できること

・楽譜出力はMusicXMLで出力して、ノーテーションApp側で行うこととする

・単音楽器専用として和音は扱わない

・音符記号などはノーテーションApp側で追記することで、操作の単純化を図る


こんな構想で開発したのがDraftMusicaです。




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